肥満の仕組み

今回のコラムのテーマは「肥満のしくみ」。どうして太るのって、そりゃ摂ってるカロリーが消費してるカロリーより多いから。でもそんなの、わかりきった話ですよね。誰にだってちょっとした食べ過ぎなんかで体重が増えてしまい、その状態が続いてしまって「私って太ってるなーっ」て思うこと、ありますよね。でもちょっとした食べ過ぎならに2、3日食事制限をすれば元の体重に戻ってホッとする場合も多いはず。これはつまり摂取カロリーと消費カロリーの収支のつじつまを合わせているということですよね。肥満のしくみは、このバランスが崩れているということ。これは誰にでもすぐにわかるものです。

でもその悩みの多くは、痩せたと思ってもまた元に戻ってしまう、つまりリバウンドという現象だと思うんです。必死に食事制限をして痩せたと思ったのに、すぐに元に戻ってしまう。今回は、肥満の仕組みの中でもこのリバウンドのしくみについて詳しく解説していきたいと思います。

ある人の食事量の適量が100だとしますよね。でも年末年始で美味しいもの食べ過ぎてしまったから、食事量をしばらく70に減らしてみます。要するに食事制限のダイエットですよね。もちろん摂取量が減っているわけですから足りない分の30を補うために体内の脂肪をどんどん消費し、補います。そのため体重は一気に減っていきます。しかし、人間とは恐ろしい生物で、しばらくその状態を続けていくと食事量が70の状態で体が慣れてしまいます。するとそれ以上脂肪を燃やすことがなく、70が適切な量として体に認識されていくんです。これが一般に言うダイエットの停滞期と言う訳。せっかくの食事量を減らしたのに体重が減らなくなってしまった。だから、食事量を元に戻した。するとなんと、始める前より体重が増えてしまった!これがリバウンドです。すでに70のエネルギーで体が機能することに慣れてしまっているため、元の量のはずの100でも過剰なエネルギーだと認識されてしまっていたのです。食事量が減っているためにエネルギーが足りず、運動量も落ちているはず。筋力も減り、基礎代謝も当然落ちています。そのため最近脂肪がつきやすい状態になってしまうというわけ。これがリバウンドによる肥満のしくみです。なかなかすぐには落ちにくくても、体重だけをダイエットの目安にするのではなく、適当な運動で筋力を上げつつ食事を管理するのがリバウンドしないダイエットへの近道なんですよ。